- 書生のペナント・ジャパン -

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書生のペナント・ジャパン(No.2) from:円山の書生(賞味期限9月末日) at:99/09/24 01:27:16

京都は北大路にある閑静な住宅街の中にそのお宅はありました。とても
優しそうなお婆さんが出迎えて下さり、一同は玄関へ。玄関からしてす
ごい。民芸のこけしが棚いっぱいに展示されているのです。はやる気持
ちのまままず仏壇のあるお部屋に通され、抹茶と羊羹をいただきました。
これぞもてなしの文化!といった思いで感動しながらも部屋中を物珍し
気に眺めまわしました。仏壇のある部屋も欄間や鴨居にお孫さんの描い
たクレヨン画や手芸、賞状や家族の写真などがいっぱい飾られていまし
た。それからついにペナントの部屋へ!


ジャーン!こりゃすごい!一同くすぐったいような笑い。今日はなんと
この天井一面のペナントのほとんどを外して持って帰ってもいいと言っ
て下さっていたのですが、すぐに外すのがもったいなくて、1時間ほど
ビデオや写真の撮影をしながらこの空間を堪能しました。数えると65
枚ものペナントが、しかもだいたい地域ごとに分類されて貼られていま
す。その展示のしかたにも工夫があり、同じ方向に秩序だてて貼られて
いるところもあれば、三角形を交互にすることで隙間ができないように
貼っていたり、扇形にしているところもある。種類も豊富で、”山”も
のや”名勝”ものはもちろん、大阪万博やユネスコといったレアものも
ありました。広島の原爆ドームのも感慨深いものがあったし、東京国際
空港のもかっこよい。観賞後ちょっと一服して、ついに”ペナント剥が
し”の儀式へと突入…。(No.3へつづく)